[アーカイブ] テサテープ 製品総合カタログ 2023

粘着テープ製品の総合カタログです。法人のお客様向けの製品を、ご用途別にご覧いただけます。


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32粘着剤関連技術用語引張強さ粘着テープをそのままの形で長さ方向に引っ張り、切れるまで引っ張った時の最大の力。再剥離性被着体に貼りつけた粘着テープを剥がす時、基材や被着体を破壊せず、粘着剤を被着体表面に残さないで剥がすことのできる性質。特にマスキングテープなどで重要。引張伸び引張強さと同じようにテープを引っ張り、切れるまでに元の長さの何%伸びたかを表示する。紙の基材では数%だが、フィルムでは数百%を超える場合もある。耐熱性テープの種類や使い方によって定義は異なるが、一般的には何℃くらいの条件でそのテープが使用できるかを示す。マスキングなどの場合は短時間での使用が前提であるが、両面テープや結束用テープの場合は長時間の使用を前提に設定される。粘着強さ粘着テープと被着体の接触によって生じる力。通常は引きはがし粘着強さのことをさすが、これはテープの一端を持って引きはがすのに要する力。温度や速度によって大きな影響を受ける。テレスコープ粘着テープの巻き層がずれて、椀状または皿状に変形した状態。巻き戻し強さ粘着テープは通常ロールに巻かれた状態で供給されるが、そのロールからテープを巻き戻していくのに要する力。速度によって大きな影響を受けるため、JISでは低速、高速の2種類が規定されている。老化粘着テープが時間の経過に伴って性能が低下した状態を指す。原因は様々で、温度、光、湿度などの影響から起こる。性能を確認するために、人工的に促進させて傾向を見る試験がある。タック粘着剤がどれくらいべたついているかを示す指標。軽い力で短時間に粘着する力である。測定方法は複数あり、日本では傾斜式ボールタックが使用されることが多いが、テサ®では国際的に広く使われるローリングボールタックを使用しています。巻き巣粘着テープの巻かれている層の間に隙間がある状態。保持力粘着剤の性能を示す指標の一つで、試験板に貼りつけた粘着テープに試験板に平行に一定の荷重をかけ、一定時間後のズレ、あるいは落下までの時間を測定することで実用性能の目安とする。凝集破壊粘着テープの粘着剤層が破壊する現象。せん断粘着強さテープを貼りつけた後、長さ方向に引っ張って剥がすのに要する力。広い意味では保持力もせん断粘着強さの一種と考えられる。界面破壊粘着テープが粘着剤層と被着体間で破壊する現象。のり残り粘着テープを被着体から剥がした時、被着体表面に粘着剤が残る現象。粘着強さ(引きはがし粘着強さ)引張強さ、伸び粘着テープの試験方法本書に記載のテクニカルデータは下記の試験方法で評価しています。一定の力で試験板から粘着テープを剥がす力を測定します。粘着テープの両端を引っ張り、切断するまでの最大の荷重と切断した時までにどれだけ伸びたかを測定します。2022.12.28(15:33:27)CMYK再校


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